キラーの仮面の穴から血や涙が流れ落ちるというシチュエーションが好き。シリアスでもギャグでも。
顔という感情を表現できる最大の箇所が覆われているにも関わらず、それを突き破る程の激情がこぼれているんだなと思うと、心が揺さぶられます。だからキラーの感情が表われる部分、腕や拳や脚や姿勢も好き。セリフも好き。
ああー……キッドとキラーにすっ転んで地味に2年近く経とうとしていることが軽く衝撃です。小学生の時、アニメ第1話予告でゾロに恋をして以降、キャラにここまでハマりながらワンピを読んでいたことがあっただろうか。
ルーキー初登場の時一番注目していたのはローで、この何か企んでいそうな感じがクレバーだステキだと盛り上がって以降、カチーンやキャプテン早くドア閉めて!を経て印象が変わり……より好きになりました。
キラーは初登場時から顔隠れというビジュアル的に、こいつが1番好きだなと思っていました。キッドは、やたら短気そうなのと、民間人を襲っているから懸賞金が上がったみたいな評価だったので、これはルフィの踏み台になるのではと失礼なことを考えていました。
しかし「~なァキラー」「違いない」の会話で色々考えてるんだなと感じ、「行儀も悪ィな」の辺りから段々格好良すぎてコマを直視できなくなってきて、1ページぶち抜きで金属を腕に集めた時にはもう感動のあまり半泣きになっている始末でした。
更に「何を突っ立ってる、キッド!!」の流れで、キラーはイエスマンではなくてもっと相棒的な存在に違いないと勝手に確信し、過去や海賊になった経緯を妄想し出した時点で既に末期でした。キラーのビジュアル面だけでなく、中身も大好きになった瞬間です。
キッドとキラー、何これ単体でもお得なのにセットで天井知らずにお得じゃないですか。キッド一味、何気に結束固いじゃないですか。目的のためなら手段を選ばなさそうな感じ、すこぶる海賊らしくてゾクゾクするじゃないですか。
そんな経緯で、ワンピの物語とは別に彼らの冒険も(主に妄想による補完で)追っていきたいと思ってここまで来ました。まだまだ先は長そうなのが嬉しいです。
拍手ありがとうございます。心が小躍りします。