パスタ監視員
パスタが茹で上がるのを今か今かと待ちわびているキラー少年に実は今茹でてるのはパスタじゃなくてモヤシなんだよごめんねって嘘つきたい。
んで「えーーー!うそだうそだ!おれさっきパスタ入れるところ見てたよ!あんな長ェモヤシなんかないよ!」って主張するんだけど段々不安になってきて「……もやしじゃないよね?」って鍋の中身を覗き込もうとするキラー少年から鍋を遠ざけて遊びたい。そして十数年後、立ち寄った街のラーメン屋で自分のドンブリに入ってたモヤシをキラーのドンブリのチャーシューと勝手に交換しようとしたキッドに文句を言う時「あの時は騙されたな……」って一瞬だけ思い出されたい。
まわりくどい欲望だね。
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