萌えへのアンチテーゼ的な
妹にネタをもらったので描いてみました。
安易な萌え展開のはびこる昨今の風潮に警鐘を鳴らしたいそうです。
キャラに猫耳が生えたとなると、周囲のキャラは通常そのキャラに対して作中で何かしら反応を示します。それらは概ね好意的な反応で、読者はそんな周囲のキャラに同調し、萌えの疑似体験をするのです。
今回、作中のキラー以外の人物は、キラーの頭に猫耳が生えたことを知りません。けれども漫画内の全ての事象をを俯瞰する我々は、キラーに猫耳が生えたことを知っています。
しかし、猫耳萌えにとって重要な、視覚的萌えは得られません。
猫耳はそこにあるのに、決して記号では表現されない。けれども内在する萌えは、読者の脳内で如何様にも捉えられるのである。制限があるがゆえに制限なき萌えの提唱。
無理矢理解釈してみたけど、この2コマからそんな思想は伝わらないと思います。眠い。