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ネタ メモ
一瞬漫画か小説で描こうと思ったけどオチがあんまりなのでやめた話。
キッド海賊団の船が難破してみな散り散りになってしまう。
運良く大きな島に流れ着いたキッドとキラーだったが、キッドは重傷で一刻も早く医者に診せなければならない。
島では闘技場でのデスマッチが人気を集めており、勝者は多額の賞金を得られるという。
キラーは迷わず闘技場へ向かい、グラディエーターとなる。億越えの実力を持つキラーは数日で多額の賞金を勝ち取り、キッドの治療費に充てる。キッドの傷が癒えるのと並行して、キラーは金を稼ぐことより闘士として階級を上げることに血熱を注ぎだす。キッドには新しい船の造船費用を稼ぐためという理由を告げるものの、実際は血で血を洗う死闘そのものに染まりきっていた。
キッドはキラーの様子に不穏なものを感じ、初めて闘技場へ観戦に行く。そこでキッドが見たものは、取り憑かれたように対戦相手を屠り続けるキラーの姿だった。
キラーの精神状態を危ぶんだキッドは別の島に移ることを提案する。しかしキラーは渋り、余計闘技場に入り浸る様になる。
そのうちに離散した仲間達と連絡がつき、迎えが来ることになった。出航の日、キラーの姿が見えないことに気づいたキッドはよもやと思い闘技場へ向かう。
はたしてそこには血みどろになりながら死体の山を築いているキラーがいた。観客席から必死に呼びかけるキッドだったが、その声はもはやキラーに届くことはなかった。キラーが二つ名の通り戦闘狂の素養があるのなら、常に戦える環境があればのめり込んでしまうのではと思いついた話。旅を再開することで刺激的な戦いの場も得られるはずなのに、手軽に殺し合いできる環境にハマってしまう。戦闘中毒になってしまってる感じ。
あれですね、最後の方キッドが場内に乱入してキラーをぶん殴って正気に返らせるという流れにすれば救いのある話になりますね。条件反射でキッドをも殺そうとするキラーに対して、「こんなクソつまんねェところより、新世界にはもっとバケモンみたいな奴らがいやがるんだよ!」って拳で語るキッド。キラーも自分が何のために腕を磨いてきたかを思い出して、対戦の途中でキッドと抜け出す。
契約違反ということで追っ手が差し向けられるが、キッドとキラーの手で次々と沈められていく。「思い出したかよ、この感じ!」
「ああ……最高だ!」って狂った様に笑いあいながら仲間の待つ船まで駆けていく2人……これだ!
やっぱりキラーはキッドと共に海を駆けてほしいなと心の底から思います。