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ロー×茶ひげが来るよ
って妹が言ってたから何事かと。
ああー……あー…現在の展開を聞いて納得しつつもどの界隈も席巻しそうにないぞそのカプは。先日久々に帰宅して家に置いてあったジャンプが、途中から逆さまに綴じてある「え、盛大な乱丁?」みたいな号だったんですが、私は結局何話分見逃してるんだ。2話分?
たしぎは出てくるたびに挫折を味わっているのが見ていて辛いな……。でも脛に傷を持ってる人間の方が強くなれる、って大学の時先生が言ってた。苦悩を知る人間は他者に優しくなれる。たしぎは折れずにいられれば、大成するに違いない。
ローの価値観が、当たり前だけどシビア極まりない。北の海に生まれ新世界まで旅する過程で色んなものを見て来たんだろうけど、それは北国の冬のように寒々しいものばかりだったのかもしれない。幼少時から何かしら特殊な、あまり幸せとは言えなさそうな環境にいた感じだし、長年非情な現実に向き合う内に屈折を積み重ねて行ったとか。
でも仲間のノリは結構ゆるいよね。ローファンクラブだよね。ていうかどこ行ったのハートの海賊団。今更だけどローの武器って何で日本刀、しかも長刀なんだろう。途中野球のバットみたいに刀振ってるコマがあったけど、リーチというか刃渡りが長ければそれでいいのか。
Mがなんかワラ形態のホーキンスに見えてしょうがなかったんですが、「バジル」も「ホーキンス」も頭文字Mじゃないもんね!違うよね!とわざわざ脳内で確認をとりました。
確認するまでもなく別人でしょうが。
というわけでホーキンスを描いてみました。さらっと描こうとしてやめ時を見失った。
ホーキンスって直毛のようで直毛じゃないところがいいなと思う。子ども時代を見るに、地毛自体は割合まっすぐなんだけど、伸ばし続けてたら傷んでちょっとウェーブがかった風になってるみたいな。全くもって気を遣っていなかったらもっととんでもないバサバサ感になると思うので、最低限の手入れはしている感じ。
前も似たようなこと書いた気がするけど、ホーキンスは1000年以上続く占術師の一門に生まれ、昼なお暗き森の奥深くにある石造りの館で一族とおびただしい数の古書のみを拠り所に少年時代を過ごしたイメージがあって……いやそれはあんまり関係なかった。とにかく陰気だけど品格高い環境に育ったのでそこそこ身だしなみには気を遣っているということが言いたかった。毎朝丁寧にくしを通す程度の。
でもホーキンスだしただの身だしなみでは終わらないよね。髪の毛に何かのまじないを掛けてそう。ひとくしごとに呪文を唱えていたり、あるいは特別な香油を擦り込んでいたり。聖書に出てくるナルドの香油のように霊的効能があると言われていて、湿った土のような香りのするやつ。いい香りのものをつけるのではなくて、あくまで精神への作用や運気上昇を重視して選びそうな辺りが、ただのおしゃれさんとは一線を画すところ。
ホーキンスをはじめとする海賊団の船員もそうだけど、彼らの船自体も風下にいるだけでそれとわかるくらい独特の香りが漂ってくるものだと思ってる。船上庭園でマンドラゴラとか得体の知れない毒草育ててるきっと。そしてそれらを煎じたり煮込んだりしているから常に怪しげなにおいがする。
今ふとホーキンスのところの船員はみんなホーキンスの髪の毛を1本ずつ与えられているという設定を思いついた。ホーキンスの髪には(効能の真偽はともかく)神秘的な力が宿っていると言われていて、船員だけじゃなくて呪術ギルドみたいなところや密かに存在するホーキンス信者の間で高値で取引されていたりするんではないだろうか。ホーキンスは海賊業界では悪名高い方なんだろうけど、魔術呪術占術業界では崇拝対象になってる気がする。
とここまで考えて、初登場時を思い出した。そんな浮世離れした雰囲気を持つ人がスパゲティ出すようなレストランにいたのがちょっと場違い感あって面白い。カポネもボニーちゃんもいたので、本来の客層がどんなもんかよくわからないけど。
「その服の運命……」ってセリフも何かよくよく見ると笑えてくる。ユーモアをきかせてみたのか冗談のかけらも含んでいないのかといえば、多分後者だ。そして運命と書いてさだめと読むところがほんのり面白い。
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一応先日日本に帰ってきました。ワンピ51巻・52巻のドイツ語版を手土産になァ!!
のちほど感想まとめます。