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世迷い言
割ととりとめのない戯れ言です。
キッドのことが好きすぎてどうにかなりそうなキラーが好きすぎてどうしようもないんですがどうしたらいいですか。
表面上は キッド→←キラー(友情) で、まあいいコンビだよねくらいのものなのに、一皮剥いてみると キッド→←←←←←←←←←←←←←←←キラー というキラーがキッド好きすぎて末期な状態だという。
普段飄々と振る舞ってるのに、ふとした瞬間に「好きだ」という気持ちがぶわっと盛り上がってはちょっとした奇行に走り、しばらくして冷静になるという行動を繰り返すキラーがね、見たいんですよ。
冷静になって「いやこいつ傍若無人だし短気だしプライド高いし」と短所を羅列してみるも、割と短所の部分も嫌いじゃなくて、「あ、やっぱり好きだ」と気づいて以下無限ループ。恐ろしいのは、(たぶん)長年一緒にいてキッドの悪いところも十分に理解しているのに、理解しすぎてもはや何もかも許しているところだな。諦めともいうけど。「何突っ立ってる!!」とか、普通に怒鳴ることもあるけど、キッドの性質そのものを否定することは絶対にないと思う。むしろ否定した奴を否定するだろう。命を奪うという形で。
キラーは友情止まりにしろ、何か一線踏み越えちゃってるにしろ、キッドのことをカッコいいと思ってると思うんですよ。こいつの生きざまカッコいいなとか、強くてカッコいいなとか。憧れや尊敬といった意味合いが濃すぎて、それを友情で味付けしようが恋愛感情を付加しようがそんなに差がないくらい。
キラーは別にキッドが女を抱こうが子ども作ろうが構わないと思ってると思う。例えばキッドに子どもができたら、キラーは可愛がる気がする。可愛がるというか鍛えてキッド2号を育成しようとする。しょっちゅう「お前の父親はすごい男なんだぞ」とか言って、子どもに若干うんざりされる仮面のおじさん。恐らく序盤か終盤で子ども庇って死ぬ。
しかし、キッドが船降りて家庭に入ると言い出したら絶望するかもしれない。キラーはキッドとどうこうなれなくても、相棒として隣にいられるから現状維持でいいという頭があるけど、キッドに仲間より大切なものができてしまったらそれも崩されてしまうよね。
でもキッドの性質的に絶対にそんなことはないから、キラーは安心してキッドの横にいられるという。で、キッドの方はキラーのことどう思ってるかというのは、私のその時の気分にもよるけども、
①普通に良い相棒。よもや相手が自分に友情以上の感情を持っているなど知る由もない。
②憎からず思っているけど、いまいち自分の感情がよくわかってない。
③好きだけど(船内での)体面があるので隠している。大体①。②ももどかしくて好きだ。③が現状最高値。
別に差別的な意識はないことを先に言っておきますが、組織のNo.1とNo.2がデキてるって割と洒落にならないと思うんですよ……例え男女であっても。
だからどうしてもオープンな関係は想像できない。こんな感じなのに私の基本スタンスがキドキラなのは、ひとえに誰かを強く慕っているキャラが好きだから。よく褒め文句である「こいつになら抱かれてもいい」というのを地でいってるみたいな。
報われてほしいのに報われたら面白くない。友情止まりで考えると、何のてらいもなく仲のいいふたりで通るけど、ここに恋愛感情というエッセンスを加えるだけであら不思議、何とも複雑怪奇な関係になります。葛藤と煩悶が生まれます。ぶっちゃけキラーが苦しんでるの見たい……!
物理的にでも精神的にでもいい。まだ原作で一度もそういう描写ないけど、きっと苦しむ姿が似合うよ。キャラの愛し方として最低だとわかってはいるけども。しかし、逆に幸せなキラーというのも何か想像できないな。幸せだとしたらキッドと一緒に海賊やってる今が一番幸せなんだろうか。
しかしまあ幸福になってはいけない人達だよね。倫理的に。彼らも幸せになりたいと思って生きてるわけじゃないだろうけど。むしろ意気揚々と破滅に向かっていくのがキッド海賊団だと思う。「生きるか死ぬか!そんな覚悟もねェ奴が……」ってもはや死と隣り合わせでなければ息もできないんじゃないのか。とはいえ場合によっては逃げを打つ時もあるから、そこまで捨て身じゃない。キッドの強気な発言っていうのは、粋がってる部分もあるんだろうね。なんだかかわいいね。
そんなキッドの横に死ぬまでキラーが付き従っていればいいと思う。