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なぜかメキシコ。
全く描く気はないんだけど現パロでキラーに違和感なくマスクを被せる方法を必死で考えた結果、「麻薬戦争で荒れるメキシコ、ルチャドールのキラーは若きマフィアの頭・キッドに出会って……?!」みたいな話になった。
キッドはアメリカ南部のニューオーリンズで名を上げているアメリカ・コーサ・ノストラ(マフィア)の新進ファミリー、通称「キッド海賊団」のボスで更なる躍進のためにメキシコの麻薬カルテルに挑もうとしている。キラーはルチャリブレで「殺戮武人」の異名を持つ人気のルード(悪役)なんだけど実際裏で殺人も請け負ってるという設定。
ルチャドールは葬儀の時すら覆面を取らない人もいるくらい素顔を秘密にするそうなのでキラーにぴったりだと思った。負けたら命より大事な覆面を剥がされるマスカラ・コントラ・マスカラというデスマッチもあって、これキラーが参加したら楽しいだろうな。話の流れとしては、ある日キラーは殺しをする場面をキッドに目撃され、口止めと引き替えに用心棒として雇われる。キッドはマフィアの世界で頂点に君臨することを目指していた。あまりに危険な野心に深入りするまいとするキラーだったが、時すでに遅く血みどろの抗争に否応なく巻き込まれていく……映画にして一三五分くらい。
見た目の話でいえば、キラーをラテン系にしておけばアニメ版の肌の色も説明つくし、キッドもコーサ・ノストラという設定にすると南イタリアの血が流れていることにできて南の海の人っぽくなるかなって。このキッドは生まれはニューオーリンズなので「ユースタス・キッド」という英語圏の名前でも大丈夫なはず。
しかし海賊王の代わりに麻薬王ではシャレにならないし、何だか悪さが際立ってくるなあ。
よく考えてみると作中誇りやロマンを持つ海賊達がクローズアップされがちなだけで、海賊王への道程も麻薬王への道程もあんまり変わらないのかもしれない……。
原作ではさらっと描いてあるけど民間人もろとも街潰すレベルってやっぱり恐ろしいよキッド海賊団。それこそ実在の麻薬カルテルとそう遜色ない残虐さだよ。
ただ漫画としてえがかれると色んな側面が見えてくるからキャラクターとして楽しめるんだよね。話がずれた。
エンドロールではまばらにサボテンが生えた荒野をごっついバギーで走っていくふたりの姿が延々と映されるよ。最初ふたりの真横にいたカメラが段々進行方向に向けられていって最終的には果てのない道だけが五分くらい流される感じ。
一枚だけ描いてみた。
キラーの変わらなさたるや。でも地味にマスクは布製として描いてる。原作の見た目や立場をいかに現代にスライドさせられるかって考えるのは楽しいんだけど、現代を舞台にすると逆に設定の整合性やら背景やらややこしくなるのでいやもう原作の世界観でいいじゃんという結論に達する。妄想だけにとどめるよ。
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